Hidemichi Tanaka
チャンネル開設日 February 10, 2016
概要
田中英道(東北大学 名誉教授 文学博士、国際教養大学 前特任教授、ボローニャ大学・ローマ大学客員教授、国際美術史学会 前副会長、日本国史学会理事)による、講演の記録。 理事を務める日本国史学会の講演動画を公開しております。 動画内で使用されている資料につきましては、当日の会へご参加される会員にのみ配布させていただいておりますので、ご了承くださいませ。 - - ■日本国史学会設立にあたってのご挨拶 終戦直後、日本の歴史学界には、占領下の中で、民主主義の名のもとに、マルクス主義経済史観が非常な勢いで入りこんできました。 日本の歴史学はその中で形成されたといっていいでしょう。 現在では直接「マルクス主義」という名を聞くことはまれになりましたが、その残滓は確実に残っております。多くの学会の歴史観の基本となっており、そのため今の若手研究者でも、無意識のうちに、特定の方向性に導かれてしまっております。 したがって、それらと史観を異にする学会がつくられなければならない、唯物論的な経済史観、階級闘争史観とは異なった日本史観による、あらたな日本の国史を形成し、議論する場としての学会をつくらなければならない、と強く感じ、「日本国史学会」を創設するに至った次第であります。 ■日本国史学会 発起人 田中英道(東北大学名誉教授) 小堀桂一郎(東京大学名誉教授) 中西輝政(京都大学名誉教授) 竹田恒泰(皇学館大学講師) ■日本国史学会 基本方針 わが国の祖先たちより継承してきた歴史、すなわち国史を、その伝統と文化を重んじる観点から、あらためて何であったかを研究し、学問する者の学会とする。 従来の専門化・細分化した研究を、他国、他分野のそれと比較、対照しながら、その価値を再認識し、日本の国史を再構築しようとする学会とする。 前項の目的に即して、時代、地域を限定せず、それぞれの立場から研究し、歴史の連続性、一貫性からそれをお互いに理解し、検証し合う場としての学会とする。 質の高い創造的な論文を、学会誌に掲載し、あらたな知見を発表することができ、誰にも開かれた場としての学会とする。 - Hidemichi Tanaka チャンネルの運営:Super Vive
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