鎮守の森のプロジェクト
チャンネル開設日 August 4, 2016
概要
鎮守の森のプロジェクトは、東日本大震災を契機に設立され、持続可能な森でつくる「いのちを守る森」を全国の沿岸を対象に造成しています。「いのちを守る森」は地震で発生する大津波から私たちを守るだけでなく、この森はシイ・タブ・カシなどその土地本来の自然植生に根差しており、さまざまな生物と共存する豊かな森です。災害抑止だけでなく、CO2削減、生物多様性への取り組みにも寄与しています。 大津波後の被害調査では、長い間その地域を支えてきた「鎮守の森」の常緑広葉樹が大津波にも倒れずに残り、津波の威力を和らげ、背後のものを守っていたことがわかりました。この教訓を活かした災害からいのちを守る森づくりは、未曽有の大震災を経験した私たちが、次世代を担う子どもたちを守るために、残し伝えなくてはならない大切な知恵だと考えています。 私たちは、植物生態学者 宮脇昭(横浜国立大学名誉教授)が提唱する「宮脇方式」で森づくりをしています。この森づくりは宮脇昭博士を中心に、多くの弟子や技術者、ガバメントと共に半世紀をかけて試行錯誤を重ね構築された技術です。私たちの教科書は天然の森にあります。森づくりの要は植生研究によって導き出されたもので、その真骨頂は日本全国各地で行ってきた膨大な植生調査によるものです。また「宮脇方式」はわずか20年ほどで立派な森へと育つ植樹方法であります。 私たちはこれまでに東北の沿岸部を中心に53万本の木を、延べ6万人のボランティアとともに植樹してきました。 東日本大震災から10年が経過した現在は、東北の沿岸部だけでなく、南海トラフ地震や東南海地震などに備えた防災の森づくりが始まっています。多くの皆さまに、あの日のことを思い返していただくことが、次世代を守る森づくりの発展的展開につながるものと思っております。皆さまのご参加をお待ちしています。 #miyawakimethod #miyawakimethodofficial #宮脇方式 #鎮守の森のプロジェクト #植樹 #植林 #森林 #ボランティア #大震災 #震災から10年 #津波 #震災 #防災 #教育 #災害 #植物 #plant #森の防潮堤 #いのちを守る森 #南海トラフ #東南海地震 #Dr.nishino #西野文貴 #ドクトル西野 #カーボンオフセット #温暖化 #SDGs
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